
今回は3軸加速度センサKXR94-2050モジュールを使用して加速度データをXBeeを用いて無線送信する方法を解説します。このセンサは電源入力Vddが2.5~5.25Vであり、加速度が0gのときの出力電圧(オフセット電圧)は電源電圧の1/2となります。加速度の測定レンジは±2gであり、加速度1gあたりの出力電圧(感度)は電源電圧の1/5で出力されます。電源電圧3.3Vの場合はオフセット電圧が1.65Vであり、感度は660mV/gとなります。
今回はローカルとリモートのいずれもXBee S1を使用しています。KXR94-2050モジュールとリモートXBeeを以下のように配線します。
KXR94-2050 | XBee S1 |
6番ピン(X軸) | 20番ピン DIO0 |
7番ピン(Y軸) | 19番ピン DIO1 |
8番ピン(Z軸) | 18番ピン DIO2 |

加速度センサKXR94-2050と加速度を検出する3軸(X,Y,Z)との関係を示しています。

XBee3モジュールとADT7410温度センサーモジュールを以下のように接続します。
これにより100ms間隔で加速度データをローカルXBeeに送信することができます。
リモートXBeeのAPはデフォルトのAPI disabled [0] でもAPI enabled [1]でもいずれでも動作します。
また、ローカルXBeeを以下のように設定します。
XBeeのConfiguration | 設定 |
ID | 2025(任意のID) |
CE | Cordinator [1] |
BD | 115200[7] |
AP | API enabled [1] |
また、リモートXBeeを以下のように設定します。
XBeeのConfiguration | 設定 |
ID | 2025(任意のID) |
CE | End Device [0](デフォルト) |
BD | 任意のBD |
D0 | ADC [2] |
D1 | ADC [2] |
D2 | ADC [2] |
IR | 64(100ms) |
以下にローカルXBeeに100ms間隔で送信されたフレームを示します。
